illustratorとは?Photoshopとの違いは?
Illustratorとは、どういうソフトかIllustratorと似ているPhotoshopと比較して
ご説明します。
[目次]
- Adobe illustrator(アドビ イラストレーター)とは
- 画像の形式
- Illustratorでできること
- Illustratorでの制作に向いているもの
- Illustratorでできないこと
1.Adobe illustrator(アドビ イラストレーター)とは
Adobe Systems社が販売しているドロー系のグラフィックソフトです。
「ドロー系のソフト」とは、ベクタ形式の画像を編集するソフトです。
多くのデザイナーやクリエイターが使用する代表的なソフトになっています。
2017年7月25日現在では、Illustrator CC が最新版です。
Adobe社が販売していて、illustratorとよく比較されるソフトでPhotoshopがあります。
こちらは、ペイント系のソフトです。
- Illustrator→ドロー系のソフト。
- Photoshop→ペイント系のソフト
2.画像の形式
画像の形式には、大きく分けて2つあります。
①ベクタ形式
画像の「向きや長さ」を数式で記録する。
→(illustratorで作成)
②「ラスタ―(ビットマップ)形式」」
画像の「座標と色、濃度」を記録する、細かい点の集まりでできている。
→ (Photoshopで作成)
Illustratorで描画した画像は、数式で記述されます。
そのため、Illustratorは、多くのドロー系ソフトの中でも線の描画の自由度が高いです。
拡大・縮小、回転などの変形をしても、画質が劣化せず、滑らかな線を保てます。
一方、Photoshopなどで作成されるラスタ―(ビットマップ)画像の場合、
拡大・変形すると、画像が荒くなります。
3.Illustratorでできること
印刷向けのデータ作成ができます。
例)カタログ、パンフレット、ポスター、グラフ、挿絵など
4. Illustratorでの制作に向いているもの
- 使いまわしの多い会社のロゴなどの制作
→拡大・縮小して様々な大きさに変えても画像が荒れないので、向いています。
- Web素材(バナーやボタンなど)
JPEG,GIF,PNG形式といった画像形式で書き出しができるので、向いています。
- 映像用テロップ
Web素材と同じように、映像用テロップ素材も作成できます。
新規作成時の映像素材用のドキュメントプロファイルを選択すると、映像に最適な大きさのドキュメントを作成できます。
- FlashなどWeb用ベクトルデータへの書き出し
illustratorCCでは、作成したオブジェクトをそのままFlashで
読み込みやコピー&ペーストできます。
5. Illustratorでできないこと
写真画像のピクセル単位の修正
例)写真内のごみ取り、画像合成
Illustratorでできない写真の加工や合成は、Photoshopを使いましょう。
【参考文献】
- 井村克也 (2013)
「illustrator スーパーリファレンス for Windows CC」,p 10~12,株式会社ソーテック社
- 「ベクタ画像とラスタ画像の違いと利点」
<http://www.geocities.jp/para_core/kouza/vrpi.html>,2017年7月26日アクセス
- ”「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典”
<http://wa3.i-3-i.info/word14141.html>,2017年7月26日アクセス